出会った名画の数だけ、人生は豊かになる。
サンハイツ名画座
語り継がれる不朽の名作をどうぞ
    

カサブランカ

心ならずも別れた恋人と、奇しくも再会。

そこが地の果て,カサブランカ

 前回ご好評をいただいたサンハイツ名画座、「ローマの休日」。今回は永年にわたって人気を誇る「カサブランカ」を上映いたします。苦みばしったダンディ、ハンフリー・ボガート、初々しい北欧娘イングリット・バーグマンの共演で一世を風靡。永遠のラブロマンス、いまだ人気が衰えません。

 

l  上映: カサブランカ(日本語吹替え版)

l  場所: 集会所   (大スクリーン、大音響!)

l  日時: 628() 午後130分から4時頃まで 

映写後ティータイムあります。

l  お話:  第二次世界大戦にアメリカが参戦した1942年に製作が開始され、同年1126日に公開されました。親ドイツのヴィシー政権の支配下にあったフランス領モロッコのカサブランカを舞台にしたラブ・ロマンス。監督はマイケル・カーティス。配給はワーナー・ブラザーズ。1943年アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞を獲得しています。  

l  製作裏話:作品内ではアメリカの敵国だったドイツを徹底的に悪役として扱っているだけでなく、ドイツ軍に占領されたフランスの親独政府であったフィリップ・ペタン率いるヴィシー政権を風刺して、反ヴィシー、反ナチスの「自由フランス」を支持する「反ナチのシーン」が多く登場します。

ñ 巻頭で対独レジスタンスのフランス人が、ヴィシー政権首班のフィリップ・ペタン元帥の肖像画の前で警官に撃たれ倒れるシーン。

ñ ドイツ銀行の小切手をリックが受け取らず、破り捨てるシーン。

ñ 店内でドイツの愛国歌「ラインの守り」を歌うナチス士官たちに憤慨したラズロが、バンドに「ラ・マルセイエーズ」を演奏させこれに対抗し、店内の客が「ラ・マルセイエーズ」を合唱するシーン。

ñ ラストシーンで、実は対独レジスタンスのシンパであったことを明らかにしたルノー署長が、ミネラルウォーターに描かれた「ヴィシー水」のラベルを見てゴミ箱に投げ捨てるシーン。

l  余話: 有名な名文句・名ぜりふ

ñ 「君の瞳に乾杯!」 

名訳で有名。3回も使っている。最初のシーンでは「乾杯」がピッタリだが、他のシーンではどうだろうか。

ñ 女「昨日はどこにいたの?」男「昔のことは覚えていない。」

女「今夜会える?」男「先のことはわからない。」

ダンディ、リックがきめるつれないキザぜりふ。彼には傷心のカサブランカ。

だから女に冷たい。

l  余話: 主題曲ともいえる「アズ・タイム・ゴウズ・バイ」「時の過ぎ行くままに」

リックとイルザ再会の時に聞く、二人の思い出の曲。

リックにとって、苦くつらい昔の恋の記憶。誰しもそんなメロディがあるのだろうか。

                         (ウィキペディアから抜粋)

 次回上映映画:「哀愁」ロバート・テイラー、ヴィヴィアン・リー主演 を予定。 

728() 開始時刻は夜7時半。週末の大人の時間帯。たくさんのご来場、お待ちしています。

以上

 

 

 

 


“Here's looking at you,kids.”

リック「君の瞳に乾杯!」